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NUROモバイル vs IIJmio フリーランスの業務サブ回線比較2026|料金・速度・テザリング・経費化の実務手順

更新リモノア編集部
NUROモバイル vs IIJmio フリーランスの業務サブ回線比較2026|料金・速度・テザリング・経費化の実務手順

監修: ノア|MVNO事業の責任者として格安SIM・モバイルWiFi・eSIMの事業立ち上げから運営まで7年以上携わってきた通信業界の専門家。法人・個人向け通信サービスのマーケティング統括とAIO/SEOを活用したオウンドメディア運営の実務経験を持つ。現在も現役で通信系マーケティングに従事。

この記事でわかること

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NUROモバイルとIIJmioをフリーランス・個人事業主の業務サブ回線として比較。料金・通信速度・テザリング条件を整理し、通信費の経費計上手順まで解説します。

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フリーランスや個人事業主にとって、通信回線は事務所そのものです。主回線が1本だけでは、キャリア障害や混雑時に業務が止まるリスクを常に抱えることになります。業務サブ回線を1本追加することで、回線障害時のリスク分散と通信費の経費化を同時に進められます。本記事では、NUROモバイルとIIJmioを「業務サブ回線」という切り口で比較し、経費計上の実務手順までをまとめます。

NUROモバイルとIIJmioをフリーランスのサブ回線として比較する3つの視点

業務サブ回線を選ぶときは、「安さ」だけで判断しないことが重要です。フリーランス・個人事業主のプロフェッショナルな業務環境を支える回線として評価するには、以下の3つの視点が欠かせません。

  • 通信速度の安定性(特に平日昼間の実効速度)
  • 追加データ料金を含めた月額コストの予測可能性
  • テザリング利用時の業務適合性

視点1:平日昼間の実効速度

通信速度測定サービス「みんそく」の計測データによれば、IIJmioは平均ダウンロード速度約70.8Mbps・平均アップロード速度約13.7Mbpsで、格安SIM速度ランキング17社中6位に位置しています。NUROモバイルは平均ダウンロード速度約33.4Mbps・平均アップロード速度約11.1Mbpsで、同ランキング16位です。特に注目すべきは平日昼休み時間帯の実測値で、IIJmioのドコモ回線が約10.43Mbpsを維持するのに対し、NUROモバイルは約1.99Mbpsまで低下すると報告されています。オンライン会議の多いフリーランスにとって、この差は業務品質に直結します。

指標NUROモバイルIIJmio
平均ダウンロード速度約33.4Mbps約70.8Mbps
平均アップロード速度約11.1Mbps約13.7Mbps
平均Ping値約48.6ms約58.0ms
速度ランキング(17社中)16位6位
平日昼間の実測速度(目安)約2Mbps前後約10Mbps前後

視点2:追加データ料金の予測可能性

業務サブ回線は、想定外のデータ消費が起きやすい回線でもあります。テザリングでPCをつなぐ、オンライン会議を急遽実施するといった場面で基準容量を超えたとき、追加データ料金が経費を予測しにくくさせます。IIJmioは追加データが1GBあたり220円、NUROモバイルは1GBあたり550円程度と、約2.5倍の差があります。月ごとの通信費を安定させたい個人事業主にとって、IIJmioの低単価は費用管理の観点から優位性を持ちます。

視点3:テザリングの実用性

NUROモバイル・IIJmioはともにテザリングを追加料金なし・申し込み不要で提供しています。端末側の設定のみで利用できるため、外出先でのノートPC接続に制限はありません。ただしテザリング時はデータ消費量が増え、速度の影響も大きく受けます。平日昼間にテザリングを多用する業務スタイルでは、IIJmioの底堅い速度が実務上の安心材料になります。

元通信事業者の視点で言うと、MVNOの速度差の多くは「帯域をどれだけ購入しているか」という事業判断に起因する。同じドコモ網でもMVNOごとに実効速度が大きく異なるのはそのためだ。ランキング上位のMVNOは単純に「良い回線を引いている」のではなく、混雑時にも余剰帯域を確保するために相応のコストをかけているという点は業界では常識だが、ユーザーには見えにくい部分なので覚えておいて損はない。

NUROモバイルが業務サブ回線に向いている理由

NUROモバイルは、軽量な業務用途のサブ回線として高いコスト効率を発揮します。特に月間データ消費が少ないライトユーザーや、開業初期でまず固定費を抑えたいフリーランスに適したサービスです。

シンプルな料金体系と現行プラン

NUROモバイルの音声通話SIMは、以下の4プランで構成されています(2026年5月・公式確認済み)。

プラン名データ容量通常月額
VSプラン3GB792円
VLプラン10GB1,485円
VLLプラン15GB1,790円

業務サブ回線としての用途であれば、3GBまたは5GBプランで十分なケースが多いです。メールチェック、急なテザリング、通話の補完的な利用を想定するなら、VSプラン(792円)またはVMプラン(990円)が主な候補になります。

MNP転入者向けキャンペーンの活用

2026年5月時点のキャンペーン情報によれば、VMプラン(5GB)はMNP転入で12か月間月額499円、VLプラン(10GB)は同じく12か月間月額994円で提供されています。新たにサブ回線を持ちたいフリーランスが既存の回線からMNP転入するタイミングで利用すれば、開業初期の固定費を大幅に抑えながら業務用の番号を持てます。

  • 12か月間、MVMプランは月額499円で利用可能
  • テザリング無料・追加申し込み不要
  • データ容量プレゼント機能で複数回線間のデータ融通も可能

補完的サブ回線としての位置づけ

NUROモバイルは、主回線(固定回線やメインのスマートフォン回線)をバックアップする補完的なサブ回線として最も力を発揮します。普段は低速モード(約200kbps)でデータ消費を最小限に抑え、緊急時だけ高速通信に切り替えるという運用も有効です。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線に対応しているため、主回線と異なるキャリア網を選ぶことで障害リスクの分散が実現できます。地方での業務が多いフリーランスの固定回線代替については、Starlinkをフリーランスの業務回線として使う実用ガイド【2025-2026年版】光回線が来ない地方でも高速接続を実現するも参考になります。

IIJmioギガプランが業務サブ回線に向いている理由

IIJmioは、速度の安定性と料金の予測可能性を重視する個人事業主に適した選択肢です。特に日中にオンライン会議や大容量データのやりとりが発生するワーカーにとって、サブ回線としての信頼性が高い構成を持っています。

ギガプランの料金体系と柔軟な容量選択

IIJmioのギガプランは、2GBから50GBまで細かい容量ステップを持ちます。業務サブ回線として利用する場合の主な候補は以下のとおりです。

プランデータ容量月額(音声SIM)
ギガプラン 5GB5GB約990円
ギガプラン 10GB10GB約1,500円
ギガプラン 15GB15GB約1,800円(2026年3月改定後)

2026年3月1日に15GBプランの料金改定が実施されており、既存ユーザーにも自動適用されています。追加データ料金は1GBあたり220円と低廉なため、月ごとのデータ利用量にブレがあっても経費の予測がしやすい構造です。

ハッピープライスキャンペーンの概要

2026年2月3日から3月31日まで実施された「IIJmioハッピープライスキャンペーン」では、5GBプランが最大6か月間月額500円、10GBプランが同1,250円、15GBプランが同700円に割引されました。15GBプランにはデータ10GB増量(実質25GB相当)と10分かけ放題オプションの割引も組み合わされています。キャンペーンの申し込み期間は終了していますが、今後も同種の施策が繰り返される可能性があります。IIJmioの公式サイトで最新のキャンペーン状況を確認することを推奨します。

  • 最大6か月間の割引期間で通信コストを集中的に圧縮できる
  • 15GBプランは10GB増量により実質25GB相当で利用可能
  • 10分かけ放題オプション割引も同時適用

災害時の冗長性とBCP観点での評価

IIJを運営するインターネットイニシアティブ(IIJ)は、インターネット接続拠点(POI)を東京と大阪の2か所に保有しています。一方の拠点で障害が発生した場合でも、もう一方を通じてサービスを継続できる構造です。主回線が大規模障害に巻き込まれた際、サブ回線として利用するIIJmioが同時に停止するリスクを低減できます。個人事業主の事業継続計画(BCP)の一環として、異なるインフラ構成を持つ回線を組み合わせることは合理的な選択です。

元通信事業者の視点で言うと、MVNOのPOI(インターネット接続点)の二重化は、コスト負担が大きいため多くの小規模MVNOは単一拠点で運用していることが多い。IIJが東京・大阪を二重化しているのは、法人向けサービスを長年提供してきた事業者として「インフラの信頼性をコアバリューにしている」という経営判断の表れだ。このような構成差はカタログには出てこないが、ユーザーには見えにくい部分なので覚えておいて損はない。

通信費を経費として計上する実務手順

業務サブ回線の通信費は、事業に直接関係する支出として必要経費に計上できます。ここでは、個人事業主がすぐに実行できる実務手順を整理します。

経費計上の基本原則

国税庁の「必要経費」に関する定めによれば、事業所得を得るために必要な費用は必要経費として計上できます。通信費は「業務に直接使用する」という実態があれば、合理的な按分により経費化が認められます。業務専用のサブ回線であれば、回線費用の全額を通信費として計上することが可能です。プライベートと共用している回線は、使用割合に基づいて按分します。

  • 業務専用回線:費用の全額を経費計上
  • プライベート兼用回線:業務使用割合を根拠に按分(例:業務70%・プライベート30%)
  • 按分根拠:通話履歴、データ利用明細、業務日報など客観的記録を保存

勘定科目と仕訳の処理

通信費の勘定科目は「通信費」を使います。月額料金の支払いが発生した月に計上するのが原則です。クレジットカード払いの場合、カード明細の引き落とし日ではなく利用月に計上します。

項目勘定科目摘要記載例
NUROモバイル月額料金通信費業務用サブ回線・NUROモバイル○月分
IIJmio月額料金通信費業務用サブ回線・IIJmio○月分
追加データチャージ通信費IIJmio追加データ○GB・○月
端末購入費(10万円未満)消耗品費業務用スマートフォン

証憑書類の保存と管理

経費計上には証憑(証拠書類)の保存が必要です。NUROモバイル・IIJmioともにマイページから月次の利用明細をダウンロードできます。これをPDFで保存し、会計ソフトに添付するか、紙に印刷して7年間保管します。按分根拠となる業務利用実績(オンライン会議の回数や通話先の業務関連性など)もあわせて記録しておくと、税務調査時に説明が容易になります。

サブ回線選びの判断フロー

どちらのサービスを業務サブ回線に選ぶかは、業務スタイルと優先する要素によって変わります。以下のフローを参考に、自身の状況に当てはめてください。

データ利用量から選ぶ

まず、サブ回線での月間データ利用量を見積もります。メールと軽いWebブラウジング程度であれば3〜5GB、テザリングを週に数回行うなら10GB前後、外出先でのオンライン会議を頻繁にこなすなら15GB以上が目安です。

想定月間データ利用量推奨候補理由
〜5GB(メール・軽い閲覧)NUROモバイル VMプラン(990円)低コストで補完的用途に最適
5〜10GB(テザリング週数回)IIJmio 10GBプラン追加データが安く予算管理しやすい
10〜25GB(オンライン会議含む)IIJmio 15GBプラン速度安定性と大容量の両立

平日昼間の利用頻度から選ぶ

次に、平日の昼間にサブ回線を使う機会がどの程度あるかを確認します。

  • 平日昼間にほとんど使わない(深夜・早朝中心) → NUROモバイルで十分
  • 平日昼間にオンライン会議やテザリングを使う → IIJmio推奨
  • 災害時のバックアップとして保険的に持ちたい → IIJmio(POI二重化による信頼性)

通話オプションの必要性から選ぶ

クライアントとの音声通話がサブ回線で発生する場合、通話オプションの料金差も考慮します。10分かけ放題はIIJmioが月額700円、NUROモバイルが月額880円程度と差があります。通話頻度が高く10分かけ放題を付けるなら、IIJmioの方がオプション込みのトータルコストを抑えられます。

  • 通話はほぼデータ通信のみ → NUROモバイルのシンプルプランで対応
  • 月に数回、クライアントへの音声通話あり → IIJmioの10分かけ放題オプション
  • 通話頻度が高い → IIJmioの完全かけ放題オプション(約1,400円)を検討

LINEの年齢確認が必要かどうかで判断する

IIJmioはLINEの年齢確認に対応しており、ID検索によるクライアントとの連絡先交換が可能です。NUROモバイルはLINE年齢確認に非対応のため、LINEのID検索を業務連絡に多用するワーカーにとっては制約になります。クライアントとのコミュニケーションにLINEを積極的に使っている場合は、この点をサブ回線選びの判断基準に加えてください。

よくある質問

Q: 業務サブ回線の通信費はすべて経費にできますか?

A: 業務専用で使う回線であれば全額を通信費として計上できます。プライベートと兼用する場合は業務使用割合で按分が必要です。通話履歴やデータ利用明細を根拠として保存しておくことで、税務上の説明が容易になります。

Q: NUROモバイルとIIJmioを同時に契約することはできますか?

A: 両社は別事業者のため、それぞれ独立して契約できます。主回線と異なるキャリア網を選ぶことで、どちらか一方で障害が起きても業務を継続しやすくなります。

Q: テザリングで発生したデータ消費も経費計上できますか?

A: テザリングによるデータ消費も業務目的であれば通信費の範囲に含まれます。追加データチャージが発生した場合も、業務での利用実績を記録しておけば経費として処理できます。

Q: NUROモバイルのキャンペーン価格は新規契約でも適用されますか?

A: 2026年5月時点のキャンペーンはMNP転入者向けの内容として確認されています。新規契約での適用条件については、公式サイトで最新情報を確認してください。

Q: IIJmioのデータシェア機能はサブ回線にも使えますか?

A: IIJmioのギガプランはデータ容量のシェア機能を備えており、スマートフォン・タブレット・データSIMなど複数の回線間でデータ容量を共有できます。業務用の複数デバイスを1つの契約で管理したいフリーランスに有効な機能です。

業務サブ回線として申し込む

主回線とは別に業務専用のサブ回線を1本持つことは、通信障害時のリスク分散と通信費の経費化を同時に実現する合理的な手段です。NUROモバイルは月額792円から始められるシンプルなプラン構成で、開業初期や軽量な補完的用途に適しています。IIJmioは速度の安定性と柔軟な容量選択、低い追加データ料金を備え、平日昼間の業務利用や大容量テザリングを前提とする個人事業主に向いています。どちらを選ぶかは、サブ回線での月間データ利用量、平日昼間の使用頻度、通話オプションの必要性によって変わります。まず公式サイトで現在の料金・キャンペーン状況を確認し、自身の業務スタイルと照らし合わせて判断してください。

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参考・出典

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