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緊急速報メール停止中、地震・津波まで届かない?回線別の違いと通知の補い方

緊急速報メール停止中、地震・津波まで届かない?回線別の違いと通知の補い方

「緊急速報メールを停止しています」。同じお知らせを見ても、地震の警報まで止まるのか、自治体からの避難情報だけなのかは、契約先によって違います。スマホで動画が見られることも、災害通知が届く証拠にはなりません。

2026年10月24日確認時点では、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOは緊急地震速報、津波警報、災害・避難情報の配信を停止。一方、ドコモは一部サービスを停止していますが、気象庁の緊急地震速報と津波警報の配信は継続しています。まず自分の契約先で欠ける情報を確かめ、防災アプリや自治体の情報経路で補うことが先です。回線の乗り換えや新しい有料契約を始めなくても、確認できることがあります。

この記事は、ソフトバンクの公式告知とドコモの公式告知を基に、届く情報・届かない情報、アプリ設定、スマホ以外の備えを整理します。停止・再開状況は変わるため、現在の状態は両社の告知を確認してください。個別端末での受信や通知速度を実測した記事ではありません。

いま危険が迫っている場合は、通知設定の点検が終わるまで待たず、自治体や気象庁などの情報に従って身の安全を確保してください。通知が鳴らないことを、安全の根拠にしないでください。

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同じ「停止」でも、ソフトバンク系とドコモでは残る通知が違う

セクション内容の解説画像

最初に見るのは端末のメーカーではなく、契約している携帯電話サービスです。今回の公式告知は「一斉に全部のスマホが鳴らなくなる」という内容ではありません。対象ブランドと情報の種類を組み合わせて読む必要があります。

2026年10月24日に確認した公式告知の停止範囲。再開状況は各社の最新告知を優先
確認する情報ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOドコモ
気象庁の緊急地震速報・津波警報緊急速報メールの配信を停止エリアメールの配信を継続
自治体の災害・避難情報緊急速報メールの配信を停止エリアメールの配信を停止
そのほかに告知された対象緊急速報メールの対象サービス全体総務省消防庁Jアラート、国土交通省指定河川洪水予報。「どこでも災害・避難情報」も停止
再開の案内10月26日にメンテナンス完了予定。完了後に告知必要な対応と安全性確認後に再開。時期は改めて告知

出典:ソフトバンク:対象3ブランド・対象サービス・日時、ドコモ:停止対象と継続対象。ソフトバンク系の開始は10月23日午前6時47分、ドコモは同日午後7時30分頃から順次と案内されています。

特に気をつけたいのは、ドコモの告知に「Jアラート」という言葉があることです。Jアラートは地震や津波を含む情報伝達システムでもありますが、今回のドコモ告知は、気象庁が配信する緊急地震速報・津波警報は停止しないと明記しています。「Jアラートが対象だから地震も全部停止」と読み替えないでください。表もこの公式な区分に従っています。

逆に、ドコモで地震・津波の配信が継続していても、自治体の避難情報まで通常どおりとは限りません。ソフトバンク系の利用者だけが対策すればよい、という話でもありません。両社とも、停止中の情報について防災アプリ等を使うよう案内しています。

なお、今回確認した2社の告知だけから、au・UQ mobile・povo・楽天モバイルなどの無影響は断定できません。また、同じ回線網を使う別サービスまで、ブランド名を推測で表に追加していません。自分のサービス名がここにない場合は、契約先の公式案内と対応端末の条件を確認してください。

自分に欠ける通知が分かったら、次に気になるのは「でも、ネットは普通につながっているのに?」という点です。ここを分けておくと、端末設定を何度もやり直す手戻りを減らせます。

アンテナもWi-Fiも正常なのに届かない。その理由は配信経路

セクション内容の解説画像

緊急速報メールの「メール」は、普段使うメールアドレス宛てのメールやSMSと同じ仕組みではありません。気象庁のFAQは、特定のエリア内の対応端末に、回線混雑の影響なく一斉配信する携帯電話事業者のサービスと説明しています。

つまり、スマホには大きく分けて「携帯電話事業者の緊急速報として受け取る道」と、「インターネットを使うアプリで受け取る道」があります。発表元の情報が関連していても、途中の配信先と端末側の条件は同一ではありません。今回は前者の一部または全部が事業者側で止まっている、という切り分けです。

Webサイトを開けた、メッセージを送れた、Wi-Fiの表示が出た。これらはインターネット接続の手がかりになりますが、停止中の緊急速報メールが再開した証拠にはなりません。Wi-Fiにつなぎ直すことやデータ容量を買い足すことだけで、事業者側の停止を解除できるとは案内されていません。

アプリが使える回線と、警報を受け取る仕組みを混ぜない

一方、防災アプリはインターネット接続と通知設定を使うため、利用できる通信経路を確保する意味はあります。ただし、「Wi-Fiさえあれば、必ず同じ時刻・同じ条件で届く」という保証にはなりません。Yahoo!防災速報の地震情報案内も、端末、携帯電話回線の電波、無線LANの通信状況などによって通知速度に差が生じるとしています。

これはアプリを使わない理由ではなく、アプリだけに一本化しない理由です。緊急速報メールとアプリの両方を使い、さらに別の受信先を残すと、ひとつの停止や設定漏れへの依存を減らせます。追加のSIMを契約する前に、いまのスマホと自宅Wi-Fiでアプリの公式情報を読めるか、通知許可があるかを確認しましょう。

配信継続中でも、端末が必ず受信するわけではない

気象庁は、受信対応機種であることと受信設定が必要で、移動中や電波の悪い場所では受信できない場合があるとも説明しています。ドコモの地震・津波の「配信継続」は、すべての端末での受信保証を意味しません。今回の停止と、以前からある端末・電波・設定の条件は、分けて確認する必要があります。

また、知らないアドレスから「緊急地震速報」を名乗るメールが届いた場合は、記載リンクをすぐ開かないでください。気象庁も、警報を装う迷惑メールやSNSへの注意を案内しています。配信停止中こそ、普段から分かっている公式アプリや公式サイトを入口にします。

受信経路の違いが分かったところで、次はアプリ側です。インストール済みのアイコンがあることと、必要な地域・情報が通知される設定になっていることは別です。

防災アプリは入れただけで完了しない。通知・地域・種類を確認

  1. 端末側の許可

    OSのアプリ通知許可を確認。現在地連動を使う場合は位置情報許可も公式案内で確認。

  2. 地域を確認

    現在地連動と登録した地域を分け、必要な場所を設定する。

  3. 情報と時間を確認

    必要な情報のプッシュ通知、通知音、鳴らさない時間を確認する。

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ここでは、ソフトバンクも代替手段として案内するYahoo!防災速報を例にします。ほかのアプリを使う場合も、公式ヘルプで対応する情報と条件を確認してください。アプリごとに受け取れる内容や設定は違い、どれを入れても同じとは限りません。

点検したいのは、端末が通知を許可しているか、どの地域を対象にするか、何の情報を通知するかの3点です。たとえば、地域が登録されていても、その種類のプッシュ通知をオフにしていれば期待する通知にはなりません。アプリ内の情報を自分で開いて見ることと、画面を閉じているときに通知されることも区別します。

公式の設定画面を入口に、必要な情報を選ぶ

Yahoo!防災速報の「通知の設定」には、実際の設定画面と項目名が掲載されています。アプリ下部メニューの「設定」から、地域の設定や「プッシュ通知する情報の選択」を確認できます。画像は公式案内に載る画面を参照し、この記事のイラストを操作画面そのものとして使わないでください。アプリ版やOSで表示が違う場合は、現在の画面と公式ヘルプを優先します。

「プッシュ通知する情報の選択」では、確認したい情報の項目を開き、「プッシュ通知」がオンかを確かめます。通知音や鳴らさない時間の設定も確認してください。端末側のアプリ通知許可も必要です。勤務先の会議などで通知を抑えていた人は、アプリだけでなくOS側の設定も見直すきっかけになります。ただし、全OS共通のメニュー位置や強制鳴動をこの記事では保証していません。

「地震情報が来る」と「揺れる前の速報が来る」は違う

公式の地震情報案内では、緊急地震速報は揺れの予報・警報、地震情報は地震後の観測結果と分けています。「地震」という名前の通知を見たから、揺れる前の速報の設定も同じになっているとは決められません。必要な項目を開き、予想震度などの通知条件を確認します。

公式には緊急地震速報の設定震度として「震度3以上」「震度4以上」「震度5弱以上」が示されています。どの設定が自分に適切かは、通知を受けたい場面を踏まえて選んでください。速報は予測であり誤差があり、震源に近い場所では間に合わない場合があることも説明されています。設定を強くすればすべての危険を事前に検知できる、という仕組みではありません。

避難情報についても、公式案内は設定地域の市区町村での発令・解除に応じた通知と説明しています。今の停止範囲を見て「自治体情報を補いたい」と思った人は、地震だけでなく避難情報の項目も確認しましょう。アプリが入っているだけで、必要なすべての種類を選択済みとは限りません。

この記事では実際に警報を発生させたり、個別の端末へ届くまでの時間を測ったりしていません。設定画面での確認と、災害時の実受信を同一視しないでください。次は、設定項目の中でも見落としやすい「どこ」の問題です。

今いる場所と家族のいる場所は別。現在地連動と登録地域を使い分ける

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自宅の情報を受け取れていても、出張先や通学先の情報まで同じ条件で受け取れるとは限りません。反対に、現在地の通知だけを見ていても、離れて暮らす家族の地域を確認する用途には足りないことがあります。ひとつの「地域設定」で全部済ませず、知りたい場所ごとに役割を分けます。

Yahoo!防災速報には、移動先を含む現在地に連動する通知と、あらかじめ登録した地域の通知があります。公式の設定案内では、地域は最大3件まで登録でき、現在地や郵便番号・市区町村名から設定できると説明されています。

移動する自分には現在地、離れた場所には登録地域

たとえば、普段は自宅にいて週に何度か別の市へ出る人なら、現在地連動は移動中の自分のいる場所を知るための機能です。自宅や家族の住む市は、登録地域として残す候補になります。これは設定を考える例であり、登録地域の家族本人にも通知が届くという意味ではありません。家族側の端末も、それぞれの設定を確認する必要があります。

現在地連動の公式案内は、アプリで現在地連動通知をオンにするだけでなく、端末の位置情報サービスをオンにし、アプリへの位置情報利用の許可を「常に」に設定する必要があると説明しています。「位置情報サービスを利用できません」と表示される場合は、その画面の案内に沿って端末側の設定を確認します。

位置情報の継続利用を許可したくない場合は、機能の条件を理解したうえで登録地域を使う方法を検討できます。ただし、登録した自宅の情報が、未登録の移動先の情報へ自動で置き換わるとは考えないでください。利用したい機能と、許可したい範囲を自分で選ぶ必要があります。

全国の通知と、身近な地域の通知も別に確認する

公式設定案内には「全国共通の災害情報」もあります。ただし、これは全国のあらゆる小さな変化や、すべての自治体の避難情報を無条件に受け取る設定という意味ではありません。通知対象の種類と条件は、それぞれの情報案内で確認してください。地域の設定、現在地連動、全国共通の通知を同じスイッチだと思わないことが大切です。

通知を見たときも、情報の対象地域と自分のいる場所を照らします。緊急速報メール自体も、基地局などの関係で隣接地域の情報が届く場合があると気象庁は説明しています。「鳴ったから必ず自宅の話」「自宅の通知がないから出先も安全」とは判断せず、地域名と内容まで確認してください。

ここまでで、自分の回線、通知の種類、受け取りたい場所を整理できました。それでもスマホの電池切れや回線不調が起きれば、アプリを開けないことがあります。最後に、同じ端末の中だけでは増やせない備えを考えます。

再開予定を待つ間も、スマホ以外の受信経路を残す

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アプリを二つ入れれば、経路も完全に二つになるのでしょうか。同じスマホで同じ通信を使っているなら、電池切れや端末の不調は共通の弱点として残ります。通知を増やすことに加え、端末や伝わり方が異なる受け取り先を用意しておくと、ひとつに頼り切る状態を避けやすくなります。

消防庁のJアラートの説明も、情報伝達手段には、伝わりやすさ、届く範囲、情報量、耐災害性などにそれぞれ特徴があり、多重化を推進しているとしています。防災行政無線、テレビ・ラジオ、自治体の公式サイトや配信サービスなど、自分の地域で使えるものを確認してください。全自治体が同じサービスを提供しているわけではありません。

「予定日が来た」と「再開を確認した」を分ける

ソフトバンクは、10月26日にメンテナンス完了予定で、完了次第知らせるとしています。日付だけを見て、その日の朝から必ず再開していると考えないでください。ドコモは必要な対応と安全性の確認後に再開し、時期を改めて知らせるとしています。こちらにも、この記事が補える確定日時はありません。

最新告知で再開を確認した後も、今回用意した受信経路をすぐ全部外す必要はありません。緊急速報メールの受信設定を残したうえで、アプリの地域や通知種類を必要に応じて調整します。どれかひとつを受信できたことだけで、ほかの経路も設定済みとは扱わないでください。

いまの確認を、家族が迷わない一枚のメモにする

難しい防災計画を作るところまで進めなくても、家族と共有するメモは作れます。「契約先」「補う情報」「登録した地域」「スマホが使えないときに見る先」を書き出しておくと、いざというときに同じ確認を最初から繰り返さずに済みます。個人情報や現在地を公開SNSへ載せる必要はありません。

  • 契約先:ソフトバンク系かドコモか、または別サービスか。公式の停止・再開告知をどこで見るか。
  • 補う情報:地震・津波、自治体の避難情報など、自分の回線で欠けるものは何か。
  • 場所:現在地、自宅、離れた家族の地域をどう設定したか。家族本人の端末も確認したか。
  • 別の受信先:テレビ・ラジオ、自治体の防災情報など、スマホが使えないときに確認できるものは何か。

通知設定を終えたあと、外出時の連絡用データ通信まで見直したい人には、予備回線を考える余地があります。ただし、追加回線で今回の緊急速報メール停止が直るわけではなく、災害時の受信も保証されません。まず、今ある端末・回線・電源でできる準備を確認してください。別端末を持つ場合の容量や維持条件は、ConnectIN povoと防災ルーターの条件を整理した記事で、今回の通知設定とは分けて確認できます。

今回の最初の一手は、自分に欠ける通知を知り、無料で使える別経路を設定することです。ソフトバンク系とドコモの違いを確かめ、アプリの通知・地域・種類を見直し、スマホ以外にも確認先を残す。再開日を待つだけでなく、いま選べる受け取り方を整えておきましょう。

出典と確認範囲

確認日:2026年10月24日。両社公式告知と公式ヘルプに基づく整理で、個別端末での警報受信・通知速度・位置情報の追従を実測していません。再開時期や対象範囲は最新告知を優先します。イラストは情報の関係を示す操作・配信イメージで、公式画面、実測、実物や被害の証拠ではありません。